樽御輿(読み)タルミコシ

デジタル大辞泉 「樽御輿」の意味・読み・例文・類語

たる‐みこし【××輿】

酒の空き樽で作ったみこし。祭礼などに子供が担ぐもの。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「樽御輿」の意味・読み・例文・類語

たる‐みこし【樽御輿】

〘名〙 酒樽でつくった神輿。主に子どもがかつぐもの。薦(こも)かぶりのあき樽をさかさにして神輿の胴とし、草鞋(わらじ)で胴と尾を作り、渋うちわで翼を作った鳥を載せ、楊枝(ようじ)をくちばしとし、藁たわしを鈴に代用し、樽の下に二本の棒をつけてかつぐ。樽天王。樽天。
風俗画報‐四三号(1892)人事門「樽神輿(タルミコシ)江戸名物なり」

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