機変(読み)キヘン

デジタル大辞泉 「機変」の意味・読み・例文・類語

き‐へん【機変】

時機に応じ変化すること。
「世の事変活物にて容易に其―を前知す可らず」〈福沢学問のすゝめ
機略策略
「正直一偏で少しも―を用うることが御座いません」〈鉄腸・花間鶯〉

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精選版 日本国語大辞典 「機変」の意味・読み・例文・類語

き‐へん【機変】

〘名〙 時機に応じて変化すること。また、策略を用いること。臨機応変。機略。
太平記(14C後)一七「竪小路横小路に機変(キヘン)の陣を張り」 〔孟子‐尽心・上〕

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普及版 字通 「機変」の読み・字形・画数・意味

【機変】きへん

からくり。また、臨機処置。〔南史、宋武帝紀〕(永初三年)謝(しばしば)征伐に從ひ、頗(すこ)ぶる變をる。(も)し異らば、必ず此の人ならん。

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