櫛田神社(読み)クシダジンジャ

デジタル大辞泉 「櫛田神社」の意味・読み・例文・類語

くしだ‐じんじゃ【櫛田神社】

福岡市博多区にある神社。旧県社。祭神大幡主神おおはたぬしのかみ天照皇大神あまてらすすめおおみかみ素盞嗚神すさのおのかみ7月に山笠神事が行われる。

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精選版 日本国語大辞典 「櫛田神社」の意味・読み・例文・類語

くしだ‐じんじゃ【櫛田神社】

[一] 富山県射水郡大門町にある神社。旧県社。祭神は、建速須佐之男命(たけはやのすさのおのみこと)奇稲田姫(くしなだひめ)武内宿禰(たけのうちのすくね)勧請(かんじょう)と伝えられる。
[二] 福岡市博多区上川端町にある神社。旧県社。祭神は大幡主神(おおはたぬしのかみ)天照大神(あまてらすおおみかみ)素戔嗚尊(すさのおのみこと)。博多総鎮守。七月の例祭博多祇園山笠として有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「櫛田神社」の意味・わかりやすい解説

櫛田神社
くしだじんじゃ

福岡市博多(はかた)区上川端町に鎮座。祭神は大幡主神(おおはたぬしのかみ)、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、素盞嗚神(すさのおのかみ)。創建については、757年(天平宝字1)伊勢(いせ)国(三重県)の櫛田神社の分霊を勧請(かんじょう)したものともいい、また一説に、941年(天慶4)山城(やましろ)国(京都府)の祇園(ぎおん)社を勧請したのに始まるともいう。旧県社。博多の総鎮守とされ、例祭日7月1日~15日は古来、「博多(はかた)祇園山笠(やまがさ)」と称され、舁(ひ)き山笠12本、飾り山笠13本が建ち、それらが市中を回るにぎやかな祭りで、国の重要無形民俗文化財。『九州軍記』永享(えいきょう)4年(1432)の条にはすでに祇園山笠行事について記事がみられる。

[佐野和史]


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デジタル大辞泉プラス 「櫛田神社」の解説

櫛田神社

富山県射水市にある神社。旧県社。祭神は櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)(奇稲田姫(くしなだひめ))、素戔嗚尊(すさのおのみこと)。夫婦円満・縁結びの神として知られる。

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