欠目(読み)かけめ

精選版 日本国語大辞典 「欠目」の意味・読み・例文・類語

かけ‐め【欠目】

〘名〙
物事の欠けて不完全な部分欠点
四河入海(17C前)一三「四方なかとすれば円に、又円なかとすれば玦の玉の如にしてかけめありて円にもないぞ」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「ここに三日月形の欠け目がありませう」
② 不足した目方減量
囲碁で、必要な連結点相手に占められているため、目にならない空点
※雑俳・柳多留‐四(1769)「せめ合に成ると石田はみなかけ目」

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デジタル大辞泉 「欠目」の意味・読み・例文・類語

かけ‐め【欠(け)目】

欠けていて不完全な部分。
不足した目方、また、分量
囲碁で、目のように見えながら、実際には目にならない所。⇔本目

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