次侍従(読み)ジジジュウ

デジタル大辞泉 「次侍従」の意味・読み・例文・類語

じ‐じじゅう【次侍従】

律令制で、正員侍従ほかに、八省その他の諸官から四位五位の中で年功のある者を選任して置いた職。

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精選版 日本国語大辞典 「次侍従」の意味・読み・例文・類語

じ‐じじゅう【次侍従】

〘名〙 正員の侍従の外に、八省その他の諸官から、四位・五位の中で年功のある人が選抜され、侍従と同じく御前に伺候して雑事をつかさどったもの。
※続日本紀‐宝亀元年(770)正月辛未「宴次侍従已上於東院御被

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世界大百科事典(旧版)内の次侍従の言及

【侍従】より

…それでも侍従の人数はしだいに増加し,《官職秘鈔》によると,9人となり,さらに10人から20人に増えたという。また儀式や宴会に際して天皇の側近に供奉するには,正規の侍従だけでは足りないため,臨時に次侍従などが任ぜられた。次侍従は《続日本紀》宝亀元年(770)にはじめて見え,《延喜式》にその定員は正規の侍従を含め100人を限度とすると定められている。…

※「次侍従」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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