次将(読み)じしょう

精選版 日本国語大辞典 「次将」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょう ‥シャウ【次将】

〘名〙
大将の次に位するもの。
※本朝文粋(1060頃)二・応討平将門符〈尾張言鑒〉「又斬次将者。随其勲功」 〔史記‐項羽本紀〕
② 中衛の員外の少将を天平宝字二年(七五八)に改称した時の称。
※続日本紀‐天平宝字二年(758)八月甲子「員外少将為正五位下官次将
③ (「ししょう」とも) 近衛中将・少将の異称
御堂関白記‐寛弘六年(1009)七月二七日「左近衛次将教通一人参。他将不参」
※百寮訓要鈔別註(1784)七「中将〈略〉当官は近衛府次官なり。故に中将少将を共に次将とす〈次の字、清音に読て支世宇と訓ず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「次将」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょう〔‐シヤウ〕【次将】

大将の次に位するもの。
《「ししょう」とも》近衛中将このえのちゅうじょう少将の異称。

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