次第乞食(読み)しだいこつじき

精選版 日本国語大辞典 「次第乞食」の意味・読み・例文・類語

しだい‐こつじき【次第乞食】

〘名〙 仏語仏教修法である十二頭陀(ずだ)一つで、家ごとにその貧富親疎区別なく、順に托鉢乞食(こつじき)すること。
今昔(1120頃か)一五「仏法の少からむ所に行て、身を弃(すて)て、次第乞食をして命許をば助けて、偏に念仏を唱へてこそ極楽には徃生せめと」 〔法苑珠林‐八四〕

しだい‐こじき【次第乞食】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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