歌川豊国(2世)(読み)うたがわとよくに[にせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歌川豊国(2世)」の意味・わかりやすい解説

歌川豊国(2世)
うたがわとよくに[にせい]

[生]享和2(1802)
[没]天保6(1835).11.1. 江戸
江戸時代後期の浮世絵師。1世豊国の門人。俗称源蔵,号は一龍斎,後素亭 (ごそてい) 。1世の養子となり,文政8 (1825) 年に2世豊国を名のる。本郷に住んだので本郷豊国と呼ばれ,2世豊国を称した歌川国貞と区別された。1世豊国の晩年作風を踏襲した役者絵 (→芝居絵 ) ,美人画を描く。主要作品『風流東姿十二支』『名勝八景』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android