歌舞音曲(読み)カブオンギョク

デジタル大辞泉 「歌舞音曲」の意味・読み・例文・類語

かぶ‐おんぎょく【歌舞音曲】

歌や踊り楽器演奏など、華やかな芸能・芸術活動の総称。「服喪として歌舞音曲が自粛された」

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精選版 日本国語大辞典 「歌舞音曲」の意味・読み・例文・類語

かぶ‐おんぎょく【歌舞音曲】

〘名〙 歌舞音曲。歌ったり踊ったり、楽器をかなでたりすること。
※談義本・労四狂(1747)下「美女美童を集て歌舞音曲(カブヲンギョク)糸竹かまびすしく」

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四字熟語を知る辞典 「歌舞音曲」の解説

歌舞音曲

歌舞と音曲。歌ったり踊ったり、楽器をかなでたりすること。

[使用例] お茶屋、歌舞音曲の師匠の家、姉さん芸者のところなどに、おとこしが、鏡もちを、くばって歩く[川端康成古都|1962]

[使用例] 若者が遊惰な風俗や歌舞音曲を通じて、ただ若い柔らかい感性にうったえる口当たりのよいものだけをとり入れて、それに同化してしまう危険に比べれば[三島由紀夫*春の雪|1965~67]

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世界大百科事典(旧版)内の歌舞音曲の言及

【芸能】より

…また能は《周礼》《荀子》などによれば,よく事をなしうる才力,才芸の意で,そして司馬遷の《史記》ではこれが熟語となって学問にかかわる技術や能力の意味で用いられた。日本での初見は,大宝律令の医疾令で,典薬寮に登用する医生の学問的才能を芸能と称したが,以来,学問,武術,美術,歌舞音曲,遊戯等々広い分野にわたって,修練によって体得した人それぞれのわざと能力を芸能とよぶようになった。鎌倉時代,木工や鋳物師など手づくり職人たちの技術を芸能とよんだ(《東寺百合文書》)のもその例で,修練のわざを意味する芸能と下級荘官の職能,手工業者の技術などをいう(しき)とは意味の点では共通していた。…

※「歌舞音曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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