正地向斜(読み)せいちこうしゃ(英語表記)orthogeosyncline

岩石学辞典 「正地向斜」の解説

正地向斜

クラトンに隣接したり分離したりする狭い長い地溝で,最終的にはアルプス型の褶曲山脈となって隆起する.スティレなど多くの研究者は正地向斜は真の地向斜と考えている[Stille : 1936].この型の状態を地向斜として限定する考えがある[Aubouin : 1965].堆積層が後にアルプス造山運動を受けた地向斜である[木村ほか : 1973].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android