正報(読み)しょうほう

精選版 日本国語大辞典 「正報」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ほう シャウ‥【正報】

〘名〙 仏語過去に行なった善悪行為の報いとして衆生が直接受けたもの。衆生の体をいう。⇔依報(えほう)
法華義疏(7C前)二「第一初十二行。明三塗報即是正報
※日蓮遺文‐瑞相御書(1275)「夫十方は依報なり、衆生は正報なり、依報は影のごとし、正報は体のごとし」

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デジタル大辞泉 「正報」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ほう〔シヤウ‐〕【正報】

仏語。過去世で行った善悪の行為の報いとして受ける、衆生の身心。⇔依報えほう

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