正直者が馬鹿を見る(読み)ショウジキモノガバカヲミル

デジタル大辞泉 「正直者が馬鹿を見る」の意味・読み・例文・類語

正直者しょうじきもの馬鹿ばか

悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに反し、正直な者はかえってひどい目にあう。世の中が乱れて、正しい事がなかなか通らないことをいう。正直者が損をする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「正直者が馬鹿を見る」の解説

正直者が馬鹿を見る

悪賢い者が上手に立ち回って利益を得るのに対して、正直な者はまじめに生きているばかりに損をする。また、正直に申し立てた者が罰せられ、口をぬぐった者はとがめられない。

[使用例] そいで戦争すんで戻って来たら、世の中あ、このありさま、正直者がバカを見るんだか何だかしらんけど[三好十郎*破れわらじ|1954]

[解説] 正しいことがなかなか通らない世の中を批判することば。

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