正藍染(読み)ショウアイゾメ

デジタル大辞泉 「正藍染」の意味・読み・例文・類語

しょうあい‐ぞめ〔シヤウあゐ‐〕【正藍染(め)】

熱を加えないで自然に発酵させた藍液を用いて行う藍染め

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の正藍染の言及

【アイ(藍)】より

…藍建ては夏季の作業であったが,しだいに土間に藍壺を設置し,加熱によって四季を通じて藍建てを可能にし,室町期には紺屋(こうや)の発生をみた。近年では宮城県栗駒町の千葉アヤノ(1889‐1980)が古来の藍建てを伝承し,その〈正藍染(しようあいぞめ)〉は1955年文化財に指定された。なお,緑染は藍と黄色染料との交染によって得られる。…

※「正藍染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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