武侯祠(読み)ぶこうし

世界の観光地名がわかる事典 「武侯祠」の解説

ぶこうし【武侯祠】

中国の陜西(せんせい)省漢中の勉県県城から西3kmにあり、紀元263年に創建された道教霊廟(れいびょう)。所在地は、諸葛孔明が北伐時に行轅府を置いていた場所である。◇最も古い武侯祠であり、皇帝詔勅によって修復された唯一の武侯祠であることから、「天下第一武侯祠」と称されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の武侯祠の言及

【成都】より

…市西郊浣花渓(かんかけい)には唐の詩人杜甫の成都時代の住居,草堂があり,工部祠には多くの資料が集められている。その他,蜀の諸葛孔明をまつった武侯祠や後漢に建設された宝光寺など旧跡も多く,成都は四川省の政治,経済,文化の一大中心となっている。巴蜀【駒井 正一】。…

※「武侯祠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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