…1440年(永享12)将軍義教の命で一色義貫を討った武田信栄が,かわって守護となってのちは,元明の代に越前朝倉氏の侵攻によって滅亡するまで武田氏の支配が続いた。一色氏時代以来守護所は西津にあったが,1522年(大永2)武田元光は後瀬(のちせ)山に築城,山麓に居館を構えてここに移った。武田氏歴代は皇室,幕府と緊密な関係を維持し,室町期には皇室領となっていた小浜からの供御料の進献につとめ,また幕府の命に応じてしばしば兵を上洛させ,各地に転戦した。…
※「武田元光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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