歩け歩け運動(読み)あるけあるけうんどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歩け歩け運動」の意味・わかりやすい解説

歩け歩け運動
あるけあるけうんどう

体力と健康の増進のために歩行実践,奨励する運動アメリカ合衆国において,国民の運動不足を補うためにジョン・F.ケネディ大統領が提唱した。日本では 1964年の東京オリンピック競技大会ののち行なわれており,体力つくり国民会議,日本万歩クラブ,日本ウォーキング協会などが中心になって展開し,啓蒙活動や行事を実施している。オランダナイメーヘンでは 1909年から毎年 1回,国際4日間行進大会(インターナショナル・フォーデーズ・マーチ)が行なわれている。これにならって日本でも 1978年から埼玉県東松山市で日本スリーデーマーチが毎年 11月に開催されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の歩け歩け運動の言及

【ウォーキング】より

…積極的な速歩ならびに速歩にともなう積極性を意味する。日本のスポーツ動向を経年的に調査してきた総理府〈体力・スポーツに関する世論調査〉では,1991年(平成3)10月の調査において,従来の〈歩け歩け運動〉(運動のための散歩を含む)から〈ウォーキング〉(歩け歩け運動,散歩などを含む)へと改名した。動詞からなるスポーツ名を邦訳する際には,スキーやスケートのようにそのままカタカナ文字をあてる事例と,現在分詞・分詞形容詞をつくる〈ing〉を付けカタカナ文字に変換する事例に分かれる。…

※「歩け歩け運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android