歯冠(読み)しかん

精選版 日本国語大辞典 「歯冠」の意味・読み・例文・類語

し‐かん ‥クヮン【歯冠】

〘名〙 歯の、歯茎よりも外に出ている部分表面は硬いエナメル質で覆われている。歯根と区別していう。〔からだの手帖(1965)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「歯冠」の意味・読み・例文・類語

し‐かん〔‐クワン〕【歯冠】

歯茎よりも上側に、冠状に出ている歯の部分。象牙質をエナメル質が覆っている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の歯冠の言及

【歯】より

… 第2はその他すべての脊椎動物,つまり顎骨(がくこつ)を備えた顎口類にみられるリン酸カルシウム質の歯で,真の歯ともいうべきものである。これは中心部にある歯髄,主体をなす象牙質,歯冠表面のエナメル質,および哺乳類の歯根表面にあるセメント質という4種の組織からなる特異な器官で,発生学的には歯髄,象牙質,セメント質は真皮を母体とし,エナメル質は口腔上皮を母体として形成される。エナメル質は鉱物質の結晶のかたまりで,生体中で最も硬度の高い組織であるが,他の3組織は生活組織である。…

※「歯冠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android