死んで花実が咲くものか(読み)シンデハナミガサクモノカ

デジタル大辞泉 「死んで花実が咲くものか」の意味・読み・例文・類語

んで花実はなみくものか

生きていてこそいい時もあるので、死んでしまえば、万事おしまいである。死んで花実るものか。
[類語]命あっての物種死ぬ者貧乏死んでの長者より生きての貧乏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「死んで花実が咲くものか」の解説

死んで花実が咲くものか

生きていればこそよいこともあるだろうが、死んでしまえばすべておしまいである。

[使用例] 「当たり前だよ。死んで花実が咲くものかね。生きてるうちだけさ」にくまれ口たたいて、パパをながめ「まあこの子もしたいことはしたんだし、思い残すことはないやね」[野坂昭如真夜中マリア|1969]

[解説] 「花実」は、人生における栄誉などのよい結果をさします。死を望む者に対して、むだに命を捨ててはいけないと言い聞かせることば。

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