死文(読み)しぶん

精選版 日本国語大辞典 「死文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【死文】

〘名〙
条文だけあって、実際には効力のない法令規則空文
一国首都(1899)〈幸田露伴〉「臨機の活作用なき死文の法規に委任せんよりは」
内容精神のこもっていない文章。つまらない文章。
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「むなしく死文(シブン)を綴りいだし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「死文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【死文】

条文だけがあって、実際の効力を失った法令や規則。空文。「死文化した法律
内容や精神のこもらない文章。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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