デジタル大辞泉 「殆し」の意味・読み・例文・類語 ほとほと・し【×殆し/▽幾し】 [形シク]1 ほとんどそうなるところである。「漕げども漕げどもしりへ退しぞきに退きて―・しく打ちはめつべし」〈土佐〉2 もう少しで死ぬところである。「小さくて病して―・しかりけるに」〈宇津保・藤原の君〉3 危険が迫っている。「乱り心地いと堪へがたうて、まかでむ空も―・しうこそ侍りぬべけれ」〈源・藤裏葉〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例