残菊の宴(読み)ざんぎくのえん

精選版 日本国語大辞典 「残菊の宴」の意味・読み・例文・類語

ざんぎく【残菊】 の 宴(えん)

江戸時代頃まで、一〇月五日、宮中で、咲き残った菊の花を賞して群臣といっしょに催した酒宴。《季・秋‐冬》
本朝文粋(1060頃)九・賀祿綿詩序〈源順〉「昔侍重陽宴者、皆賜大府之綿。去冬以来。有残菊。応其徴者。亦仍旧貫

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デジタル大辞泉 「残菊の宴」の意味・読み・例文・類語

ざんぎく‐の‐えん【残菊の宴】

平安時代以降江戸時代のころまで、陰暦10月5日に宮中で残菊を観賞して催された酒宴。 秋》

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