残雨(読み)ざんう

精選版 日本国語大辞典 「残雨」の意味・読み・例文・類語

ざん‐う【残雨】

〘名〙 大雨の後や、雨季の終わりなどの残りの雨。
※和漢朗詠(1018頃)下「老眼迷ひ易し残雨の裏、春の情繋ぎ難し夕陽の前〈藤原篤茂〉」 〔江淹‐赤虹賦〕

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デジタル大辞泉 「残雨」の意味・読み・例文・類語

ざん‐う【残雨】

雨があがったあと、まだぱらぱらと降る雨。降り残りの雨。なごりの雨。

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普及版 字通 「残雨」の読み・字形・画数・意味

【残雨】ざんう

余雨。唐・盧綸〔従弟瑾と同(とも)に下第の後、関を出でて別れを言ふ、四首、三〕詩 村の樹色、殘雨昏(くら)し 寺の聲、夕陽を帶ぶ

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