殺生関白（読み）せっしょうかんぱく

精選版 日本国語大辞典

せっしょう‐かんぱく セッシャウクヮンパク【殺生関白】

安土桃山時代の武将、豊臣秀次（秀吉の養子で関白をつぐ）の異称。粗暴不謹慎の行動が多かったところから「摂政関白」をもじっていう。

※桐一葉（1894‐95）〈坪内逍遙〉二「これ京童が口々に、殺生関白とそしりの権輿(はじめ)」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

せっしょう‐かんぱく〔セツシヤウクワンパク〕【殺生関白】

豊臣秀次の異称。秀吉の養子で関白を継いだが、粗暴な行動が多かったことから「摂政関白」をもじっていう。

出典　小学館