殿宇(読み)でんう

精選版 日本国語大辞典 「殿宇」の意味・読み・例文・類語

でん‐う【殿宇】

〘名〙 (「宇」は家屋の意) ごてん。殿堂宮殿
名語記(1275)九「殿宇の義歟」
江戸繁昌記(1832‐36)四「殿宇翼然として、麹街の北に秀たる者は、市谷の八幡祠、是也」 〔杜荀鶴‐題歴山舜祠詩〕

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デジタル大辞泉 「殿宇」の意味・読み・例文・類語

でん‐う【殿宇】

御殿。殿堂。「壮麗な殿宇

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普及版 字通 「殿宇」の読み・字形・画数・意味

【殿宇】でんう

御殿。〔旧唐書、魏少遊伝〕肅宗、靈武に至る。殿宇幄、皆宮に象る。、各本院を設く。~肅宗曰く、我此(ここ)に至るは、本(もと)大事をさんと欲す。安(いづく)んぞ此れを用ふることを爲さんと。司に命じて稍(やや)(次第に)之れを去らしむ。

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