母御前(読み)ハハゴゼン

デジタル大辞泉 「母御前」の意味・読み・例文・類語

はは‐ごぜん【母御前】

母御ははご」に同じ。
「―のみづから御ぐしの下を切りて」〈発心集

はは‐ごぜ【母御前】

ははごぜん」の略。
「―はお死にやって」〈浄・冥途の飛脚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「母御前」の意味・読み・例文・類語

はは‐ごぜん【母御前】

〘名〙 (「はわごぜん」の時代も) =ははご(母御)
宝物集(1179頃)「母御前も父之殿もかくれ給にければ」
※ロドリゲス日本大文典(1604‐08)「Fauagojen(ハワゴゼン)

はは‐ごぜ【母御前】

〘名〙 (「ははごぜん(母御前)」の略。「はわごぜ」の時代も) =ははご(母御)
※天草本平家(1592)四「fauagoje(ハワゴゼ) タダ ワレヲ サキニ ウシナエト ナカセラレタ」

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