比企谷門流(読み)ひきがやつもんりゅう

世界大百科事典(旧版)内の比企谷門流の言及

【日蓮宗】より

…日蓮在世中,原初的教団が形成されたが,その教団的展開は鎌倉時代末期からである。1282年(弘安5)日蓮は日昭,日朗(にちろう),日興(につこう),日向(にこう),日頂,日持(にちじ)の本弟子6人(六老僧)を指定,このうち日昭が浜(はま)門流,日朗が比企谷(ひきがやつ)門流,日興が富士門流,日向が身延門流を形成,これらに日蓮没後僧となった富木常忍(ときじようにん)(日常)の中山門流が加わる。中世日蓮教団の実体はこの門流であった。…

【日朗】より

…日像は京都に弘通(ぐづう)して,京都日蓮宗の基礎を築き,日伝は下総平賀に本土寺をはじめた。日朗の系統を日朗門流,比企谷門流,のちに池上門流とも呼び,妙本寺,本門寺,本土寺の3寺はその拠点となっている。【高木 豊】。…

※「比企谷門流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android