比比丘女(読み)ヒフクメ

デジタル大辞泉 「比比丘女」の意味・読み・例文・類語

ひふくめ【比丘女】

子をろ子捕ろ」の昔の呼び名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「比比丘女」の意味・読み・例文・類語

ひふくめ【比比丘女】

〘名〙 「ことり(子取)①」の古称。〔名語記(1275)〕

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世界大百科事典(旧版)内の比比丘女の言及

【子捕ろ子捕ろ】より

…これいと古き事也。古へは比比丘女(ひふくめ)といへり。その始原は恵心僧都経文の意をとり,地蔵菩薩罪人をうばひ取給ふを,獄卒取かへさんとする体をまなび,地蔵の法楽にせられしより始れりといへり〉とあり,仏法の意に基づいて恵心僧都源信が創案した鬼遊びで,古くは〈ひふくめ〉と呼ばれていたことがうかがわれる。…

※「比比丘女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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