毛憐衛(読み)もうりんえい(英語表記)Mao-lian-wei; Mao-lien-wei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「毛憐衛」の意味・わかりやすい解説

毛憐衛
もうりんえい
Mao-lian-wei; Mao-lien-wei

中国,明代満州におかれた衛所の名。永楽3 (1405) 年ウリヤンハイの葛戸把児遜らが明の招撫に服して入朝したので,明はここに毛憐衛を設置した。その後盛衰激しく,正統年間 (36~49) 頃には建州衛在住のものと豆満江外のものとに2分され,明との関係朝貢離反を繰返した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android