氏の神(読み)うじのしん

精選版 日本国語大辞典 「氏の神」の意味・読み・例文・類語

うじ【氏】 の 神(しん)

※金刀比羅本平治(1220頃か)下「氏(ウジ)の神(シン)にいとま申さむは」
浄瑠璃・頼光蜘蛛切(1662)四「それよりして御島のうじのしんとあふぎ申」

うじ【氏】 の 神(かみ)

※あさぢが露(13C後)「大神宮にうぢの神のよるひるまぼりきこえ給て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の氏の神の言及

【氏神】より

…神道では習俗上の同族集団ないしは地縁社会を包括的に守護する神社とその祭神を,成員との親縁性を象徴的に強調して一般に〈氏神〉という。その語源は,古代の氏族制社会における族縁原理〈氏(うじ)〉に基づく守護神,すなわち氏族神(氏の神)に求められる。氏神祭祀を示す古例は《古事記》神代巻に3柱の綿津見(わたつみ)神が阿曇連(あずみのむらじ)の奉斎する〈祖神〉とある。…

※「氏の神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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