気死(読み)キシ

デジタル大辞泉 「気死」の意味・読み・例文・類語

き‐し【気死】

[名](スル)憤死すること。また、気絶すること。
「宮ははや―せる」〈紅葉金色夜叉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気死」の意味・読み・例文・類語

き‐し【気死】

〘名〙
① 憤死すること。怒りのあまり死ぬこと。また、怒りのあまり気絶すること。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「一言の下に昇を気死(キシ)させる程の事を云って」 〔桃花扇‐偵戯〕
② 気を失うこと。気絶。
※金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉続「宮ははや気死せる乎、推伏せられたるままに声も無し」

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普及版 字通 「気死」の読み・字形・画数・意味

【気死】きし

憤死。

字通「気」の項目を見る

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