気-固相反応器(読み)キコソウハンノウキ

化学辞典 第2版 「気-固相反応器」の解説

気-固相反応器
キコソウハンノウキ
gas-solid reactor

気体固体とを接触させて反応を行わせる反応器のこと.回分操作形式と連続操作形式の反応器がある.後者には,溶鉱炉ガス発生炉など固定層形式のもの,重力により固体粒子を降下させていく移動層形式のもの,セメントロータリーキルン型焼成炉など回転形式のもの,硫化鉱の燃焼に用いられるヘレショフ炉など段塔形式のもの,さらには流体の流速によって粉粒体を流動化させる流動層形式,粉粒体を吹き飛ばしながら反応を行う輸送形式のものなどがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android