水光(読み)すいこう

精選版 日本国語大辞典 「水光」の意味・読み・例文・類語

すい‐こう ‥クヮウ【水光】

〘名〙 水のひかり水面太陽や月の光が反射してきらきらと輝く光をいう。
田氏家集(892頃)上・賦得詠三「霜凝山色冷、江静水光清」
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「夕暮の海は、渺茫として水光(スヰクヮウ)仄に、薄暗い水平線からチラチラ細かい浪を織って」 〔江淹‐悼室人詩〕

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普及版 字通 「水光」の読み・字形・画数・意味

【水光】すいこう(くわう)

水面の光。宋・軾〔赤壁の賦〕少焉(しばら)くして東山の上(ほとり)に出で、斗牛を徘徊す。白露、江にたはりて、水光天に接す。一の如(ゆ)くを縱(ほしいまま)にして、頃の然たるを凌ぐ。

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