水水母(読み)ミズクラゲ

デジタル大辞泉 「水水母」の意味・読み・例文・類語

みず‐くらげ〔みづ‐〕【水水母】

ハチクラゲ綱ミズクラゲ科の腔腸こうちょう動物。日本近海で普通にみられ、大きなものは傘の直径が40センチにもなる。傘は乳白色の円盤状で、4個の紫褐色生殖腺が透けて見え、四つ目クラゲともよぶ。大発生して火力発電所取水口を詰まらせることがある。

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精選版 日本国語大辞典 「水水母」の意味・読み・例文・類語

みず‐くらげ みづ‥【水水母】

〘名〙 ミズクラゲ科の刺胞動物。暖・熱帯の海に広く分布し、多くは群をなして浮遊する。日本近海で最も普通にみられるクラゲ。かさはふつう直径一五センチメートルくらいの円盤状で、寒天状物質からなる。ほとんど無色透明であるが、かさの中央馬蹄形をした四個の褐色または紫褐色の生殖巣があり、これによってヨツメクラゲとも呼ばれる。口の周囲に四本の口腕(こうわん)、かさの縁に多数の小さな触手が並ぶ。《季・夏》
※多識編(1631)四「海月 美豆久良計」

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