水芋(読み)ミズイモ

デジタル大辞泉 「水芋」の意味・読み・例文・類語

みず‐いも〔みづ‐〕【水芋】

サトイモで、水辺に栽培するもの。田芋
サツマイモで、水けが多く甘味の少ないもの。

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精選版 日本国語大辞典 「水芋」の意味・読み・例文・類語

みず‐いも みづ‥【水芋】

〘名〙
① サトイモの栽培品種四国、九州などの暖地の湧水付近に栽培される。葉は大きく、先は尖らない。親芋は大きく、多数の子芋がつく。
※俳諧・桜川(1674)秋二「葉にむすふ露は水いもといひつへし〈政安〉」
植物ひめかいう(姫海芋)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕
薩摩芋で、水気が多く甘みのすくないもの。
④ 冠水した芋。

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日本歴史地名大系 「水芋」の解説

水芋
みずいも

[現在地名]小野田町 芋沢いもざわ

小野田本郷のうちで、鳴瀬なるせ川上流右岸にあり、北と西の対岸は同じく門沢かどさわ、東と南は同じく芋沢に接する。「安永風土記」によれば、田五貫一二七文・畑一貫三四六文で、一円蔵入、人頭七人、家数七、男二三・女一四、馬九で、すべて水芋屋敷に住するまったくの小村である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「水芋」の解説

水芋 (ミズイモ)

植物。サトイモ科多年草ミズザゼン別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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