氷炭(読み)ヒョウタン

デジタル大辞泉 「氷炭」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐たん【氷炭】

氷と炭。相違のはなはだしいものをたとえていう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「氷炭」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐たん【氷炭】

〘名〙 氷と炭。はなはだしく相違することや相容(い)れないことにたとえていう語。
※本朝文粋(1060頃)四・為忠義公辞職第一表〈菅原文時〉「撫心而思。冰炭同器」
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「文章上にて用ふる言語と、平談俗話に用ふる言語と、さながら氷炭(ヒャウタン)の相違あり」 〔後漢書‐傅燮伝〕

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普及版 字通 「氷炭」の読み・字形・画数・意味

【氷炭】ひようたん

氷と炭のように性質の相反するもの。〔韓非子顕学〕夫(そ)れ冰を同じうして久しうすべからず、は時をねて至らず。

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