永和(読み)エイワ

デジタル大辞泉 「永和」の意味・読み・例文・類語

えいわ【永和】

南北朝時代北朝後円融天皇の時の年号。1375年2月27日~1379年3月22日。

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精選版 日本国語大辞典 「永和」の意味・読み・例文・類語

えいわ【永和】

北朝の後円融天皇の代の年号。応安八年(一三七五)二月二七日改元。南朝の長慶天皇の文中四年から天授五年にあたる。永和五年(一三七九)三月二二日康暦(こうりゃく)と改元された。出典は「尚書‐虞書舜典」の「詩言志、歌永言、声依水、律和歌、八音諧、無奪倫、神人以和」、「芸文類聚」の「九功六義之興依永和声之製、志由興作、情以詞宣」などによる。

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日本の元号がわかる事典 「永和」の解説

えいわ【永和】

日本の元号(年号)。室町時代(南北朝時代)の1375年から1379年まで、後円融(ごえんゆう)天皇の代の北朝が使用した元号。前元号は応安(おうあん)。次元号は康暦(こうりゃく)。1375年(応安8)2月27日改元。後円融天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『尚書(しょうしょ)』および『芸文類聚(げいもんるいじゅう)』を出典とする命名。永和年間の南朝の天皇は長慶(ちょうけい)天皇。南朝は天授(てんじゅ)(1375~1381年)の元号を使用した。室町幕府将軍足利義満(よしみつ)(3代)。

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