永春(読み)えいしゅん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「永春」の意味・わかりやすい解説

永春
えいしゅん

[生]正平24(1369)
[没]応永25(1418)
室町時代やまと絵画家経歴は不詳。応永 21 (1414) 年成立の清涼寺本『融通念仏縁起絵巻』 (2巻) を六角寂済藤原光国土佐行広春日行秀粟田口隆光共同制作。このなかに画工大夫法眼永春と記されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永春」の解説

永春 えいしゅん

1369-1418 室町時代の画家。
応安2=正平(しょうへい)24年生まれ。土佐光顕の子といわれる。応永21年の「融通念仏縁起絵巻」(清凉寺本)をかいた絵師ひとり。絵巻の裏書きに「画師大夫法眼永春」の署名がみられる。応永25年死去。50歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android