汎愛主義(読み)ハンアイシュギ

デジタル大辞泉 「汎愛主義」の意味・読み・例文・類語

はんあい‐しゅぎ【汎愛主義】

《〈ドイツPhilanthropinismus》18世紀の中ごろ、ルソー影響を受けたドイツのJ=B=バセドーらが主唱した教育思想。実学主義に反対し、自然の自由や新鮮さを強調し、人類愛とともに国家社会の幸福を重んじた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「汎愛主義」の意味・読み・例文・類語

はんあい‐しゅぎ【汎愛主義】

〘名〙 (Philanthropinismus の訳語) 一八世紀後半、ヨーロッパに起こった教育上の主義一つ。ルソーの「エミール」の教育観を根底に、自然に一致する方法で、児童生活を指導することを目的とした教育思想。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android