(読み)はん

精選版 日本国語大辞典 「汎」の意味・読み・例文・類語

はん【汎】

〘接頭〙 (pan を類義の字「汎」にあてたもの) 名詞に添えて、広くそれにわたる意、または構成要素の結合統一の意を表わす。「汎アメリカ会議」「汎スラブ主義」など。〔新らしい言葉字引(1918)〕

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デジタル大辞泉 「汎」の意味・読み・例文・類語

はん【汎】[漢字項目]

常用漢字] [音]ハン(漢)
水面に浮かぶさま。「汎汎はんぱん
広く行き渡る。「汎愛汎称汎用汎論広汎
水があふれる。「汎濫はんらん
pan-の音訳字。全の意。「汎米主義
[補説]12は「はん」と通用する。

はん【汎】

[接頭]英語のpanに「汎」の字を当てたもの》名詞に付いて、広くそのすべてにわたるという意を表す。「太平洋同盟」「アジア主義」「アメリカ」

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