汗染(読み)あせじむ

精選版 日本国語大辞典 「汗染」の意味・読み・例文・類語

あせ‐じ・む【汗染】

[1] 〘自マ五(四)〙 =あせじみる(汗染)
※放浪時代(1928)〈龍胆寺雄〉二「べたべたと肌へくっつく汗じんだシャツをとって」
[2] 〘自マ上二〙 ⇒あせじみる(汗染)

あせ‐じみ【汗染】

〘名〙 (動詞「あせじみる(汗染)」の連用形名詞化) 汗に濡れること。衣服などに、汗のしみがつくこと。また、そのしみ。
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉新妻君「汗汚点(アセジミ)でも出来ると勿躰(もったい)ないからお着換えなさい」

あせ‐じ・みる【汗染】

〘自マ上一〙 あせじ・む 〘自マ上二〙 汗に濡れる。汗が出て、はだや衣服がじっとりとする。汗ばむ。汗じむ。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「あせじみたる白地ゆかた

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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