江島(読み)エジマ

デジタル大辞泉 「江島」の意味・読み・例文・類語

えじま【江島/絵島】[人名]

[1681~1741]江戸城大奥の女中。7代将軍徳川家継の母月光院に仕えた。歌舞伎役者生島新五郎いくしましんごろうとの恋愛事件のかどで、信濃高遠たかとおに流された。

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精選版 日本国語大辞典 「江島」の意味・読み・例文・類語

えじま【江島】

江戸城大奥の女中の名。七代将軍家継の生母月光院に仕えたが、正徳四年(一七一四)山村長太夫座の役者生島新五郎と情交したとして、二人とも流刑に処せられた。のち、戯曲小説などにとりあげられた。絵島。天和元~寛保元年(一六八一‐一七四一

えじま【江島】

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日本歴史地名大系 「江島」の解説

江島
えのしま

[現在地名]女川町江島

寄磯浜よりいそはま(現牡鹿町)の東方洋上に位置する離島で、南は新山浜にいやまはま(現同上)を望み、小森懸根こもりかさね寄りが江島分、北方海上新水戸かいじようしんみといず島との境、西方女川浜を望みはかり島(大名計礁)までが江島の範囲であった。江島列島中唯一の入江をもった島なので、村名が付いたとされる(女川町誌)正保郷帳に江之島とみえ、畑のみ一貫九文と記される。牡鹿郡遠島女川組大肝入扱いのうち。藩政期を通じ蔵入地で、「牡鹿郡万御改書上」によれば、元禄年間(一六八八―一七〇四)の村高は畑のみ一貫五文と微減し、海上高一三貫五八三文、人頭三七人、男二七二・女二二三。

「安永風土記」によれば、寛永一八年(一六四一)竿答の村草創の百姓は九人で、村高は元禄期と変わらず、畑一貫五文のうちに茶畑四文が含まれ、海上高は一二貫六一六文、人頭九四人、家数九五(うち名子二)、男二二九・女二一八、舟八〇(四板舟三・刈子舟三・笹葉舟七四)

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デジタル大辞泉プラス 「江島」の解説

江島

宮城県牡鹿郡女川町、女川原発のほぼ正面に位置し、牡鹿諸島に属する島。「えのしま」と読む。面積約0.36平方キロメートル。藩制時代には伊達藩の流刑地だった。主な産業漁業ウミネコウトウの繁殖地で、島全体が三陸復興国立公園に指定されている。

江島

島根県松江市、中海大根島鳥取県境港市との間に位置する島。面積約1.2平方キロメートル。島の大半は埋立地で工業団地や牡丹園がある。島根と鳥取を結ぶ江島大橋(2004年供用開始)は急勾配で有名。

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