江戸五檀林(読み)えどごだんりん

世界大百科事典(旧版)内の江戸五檀林の言及

【学林】より

…江戸幕府は各宗の法度(はつと)で宗学研鑽のための就学を義務づけたが,また各宗でも宗学を中心とする仏教研究が急速に発展し,住職となるために一定期間学林などで学ぶことを求めた。その主要なものを示すと,浄土宗鎮西派では,中世に各地の談所が設けられたが,江戸時代初頭に増上寺存応は徳川家康と謀り,芝増上寺,小石川伝通院などの江戸五檀林と,鎌倉光明寺,武蔵鴻巣勝願寺などの田舎十三檀林の,いわゆる関東十八檀林を定めた。同宗西山派でも山城粟生光明寺,京都禅林寺などの七檀林を設け,同宗名越(なごえ)派でも下野大沢円通寺などの二檀林を開いた。…

※「江戸五檀林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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