江戸十里四方御構(読み)エドジュウリシホウオカマイ

デジタル大辞泉 「江戸十里四方御構」の意味・読み・例文・類語

えどじゅうりしほう‐おかまい〔えどジフリシハウおかまひ〕【江戸十里四方御構】

江戸時代刑罰の一。罪人江戸日本橋から四方へ5里ずつの範囲内に居住・立ち入りすることを禁止したもの。→江戸払えどばらい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江戸十里四方御構」の意味・わかりやすい解説

江戸十里四方御構
えどじゅうりしほうおかまい

江戸時代に行われた追放刑一種江戸の日本橋から四方5里の範囲内に居住,立入りを禁じる刑罰。処罰対象は,朱印地寺社領などを質入れした神官僧侶偽名奉公人請人となったり,偽名を知って奉公人を隠した請人など。

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