江戸嵯峨(読み)えどさが

世界大百科事典(旧版)内の江戸嵯峨の言及

【嵯峨人形】より

…一説には,貿易商角倉了以(すみのくらりようい)が晩年京の西郊嵯峨に隠棲してこの種の人形を愛好し,製作を奨励したことから名付けられたともいう。やがてこの技法は江戸にも伝わり,京都製とは別に〈江戸嵯峨〉の名が生まれ,また厚味のあるその彩色法から〈置上げ人形〉とも呼ばれた。江戸では新たに丹前姿の遊女や若衆,奴(やつこ)などの風俗人形がつくられ,首を振ったり舌を出したりするしかけ人形も現れた。…

※「江戸嵯峨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android