江戸東京博物館(読み)えどとうきょうはくぶつかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江戸東京博物館」の意味・わかりやすい解説

江戸東京博物館
えどとうきょうはくぶつかん

東京都が,伝統文化保存と都民文化創造の一大拠点として建設した体験型博物館本館分館から成り,本館は 1993年3月の開館 (分館施設の最終的完成は 2002年) 。両国国技館の隣接地に建てられた本館は,地上7階,地下1階で,延床面積4万 6590m2。館内は,江戸ゾーンと東京ゾーンに分けて「都市」「生活」「文化」などのテーマごとに往時の姿を再現する体験型常設展示室のほか,伝統工芸の実演,情報ライブラリー,映像ホール,学習室などがある。また,歴史学を中心とする「江戸東京学」の学際的な調査研究も行なう。分館は,小金井公園内の敷地 7haを利用した野外収蔵展示施設で,文化遺産としての江戸・東京の伝統的な建築物 35棟が移築復元される。「下町」「山の手」の町並みがそれぞれ一部復元されるほか,建物内では当時の職人技術の実演やサラリーマンの家庭生活の様子などが展示される。また,武蔵野面影を残す雑木林を樹林保護ゾーンとして散策路が設けられる。

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百科事典マイペディア 「江戸東京博物館」の意味・わかりやすい解説

江戸東京博物館【えどとうきょうはくぶつかん】

東京都墨田区横網にある博物館。正称は東京都江戸東京博物館。〈失われつつある江戸東京の歴史遺産を守るとともに,東京の歴史と文化をふりかえる〉ことを目的に,1993年3月開館。財団法人東京都歴史文化財団が管理運営。常設展示室は〈江戸ゾーン〉〈東京ゾーン〉〈通史ゾーン〉で構成され,都市と文化,生活に関する陳列を行う。年数回,企画展も開催。館内に図書館,映像ホール,映像ライブラリーなどの施設を置く。分館に,江戸時代〜昭和初期の歴史的建造物を移築し,復元・展示する江戸東京たてもの園(東京都小金井市。1993年3月開館)がある。
→関連項目児玉幸多

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日本の美術館・博物館INDEX 「江戸東京博物館」の解説

えどとうきょうはくぶつかん 【江戸東京博物館】

東京都墨田区にある歴史博物館。平成5年(1993)創立。江戸時代から第二次世界大戦後にかけての江戸・東京の歴史・文化資料を収集・保存し展示する。分館として小金井市に江戸東京たてもの園がある。
URL:http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
電話:03-3626-9974

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デジタル大辞泉プラス 「江戸東京博物館」の解説

江戸東京博物館

東京都墨田区にある歴史博物館。正称「東京都江戸東京博物館」。1993年開館。江戸時代から現代までの江戸=東京の歴史と文化を振り返る資料を保存・展示する。小金井市の小金井公園内に、分園「江戸東京たてもの園」がある。2017年、リニューアル工事のため一時休館。2018年に再オープン。通称は「江戸博」。

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