江戸積酒造仲間(読み)えどづみしゅぞうなかま

世界大百科事典(旧版)内の江戸積酒造仲間の言及

【灘五郷】より

…具体的には灘目は上灘と下灘からなり,上灘は摂津国菟原(うはら)郡,下灘は同国八部(やたべ)郡に属し,これに武庫郡の今津を加えた灘三郷が,江戸積摂泉十二郷酒造仲間の12郷のうちの3郷を形成していたのである。この12郷は灘三郷のほかに,大坂,伝法,池田,伊丹,尼崎,北在,兵庫,西宮,堺からなり,江戸時代中期における江戸積酒造仲間を結成して,この12郷に限って江戸積酒造業の営業を独占していた。しかし灘目における酒造業の発展はとくに上灘において目覚ましく,文化・文政期(1804‐30)の最盛期には,この上灘がさらに東組,中組,西組の3組(郷)に分かれた。…

※「江戸積酒造仲間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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