池井戸潤(読み)イケイドジュン

デジタル大辞泉 「池井戸潤」の意味・読み・例文・類語

いけいど‐じゅん〔いけゐど‐〕【池井戸潤】

[1963~ ]小説家岐阜の生まれ。銀行勤務やコンサルタント業の経験を生かした作品果つる底なき」でデビュー。「下町ロケット」で直木賞受賞。「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」など小説の他、ビジネス書も多数執筆。

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知恵蔵mini 「池井戸潤」の解説

池井戸潤

日本の作家。岐阜県生まれ。慶應義塾大学を卒業し、88年銀行に入行。95年に退行し、作家として活動。98年、『果つる底なき』(講談社)で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。2010年、『鉄の骨』(講談社)で第31回吉川英治文学新人賞を受賞。11年、『下町ロケット』(小学館)で第145回直木賞を受賞。企業・経済小説を中心に、幅広いジャンルのエンターテイメント小説を書き続けている。『オレたちバブル入行組』(04年、文藝春秋)、『オレたち花のバブル組』(08年6月、文藝春秋)の2冊を原作とし13年にドラマ化された「半沢直樹」(TBS主演堺雅人)が大ヒットし、大きな注目を浴びた。

(2013-8-29)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池井戸潤」の解説

池井戸潤 いけいど-じゅん

1963- 平成時代の小説家。
昭和38年生まれ。平成10年「果つる底なき」で江戸川乱歩賞。22年「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞。23年日本の下町の技術職人を描いた「下町ロケット」で直木賞。岐阜県出身。慶大卒。作品はほかに「オレたちバブル入行組」「空飛ぶタイヤ」など。

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