沖縄県営鉄道(読み)おきなわけんえいてつどう

世界大百科事典(旧版)内の沖縄県営鉄道の言及

【沖縄[県]】より

…これらの都市は程度の差こそあれ,いずれも基地の存在と無関係ではなく,卸売業,小売業,サービス業などを中心とした消費的性格の強い基地的都市を出現させている。沖縄島には戦前,那覇から与那原(よなばる),嘉手納,糸満,那覇港へ沖縄県営鉄道(1914創業,全延長48.03km)が通じていたが,沖縄戦で破壊された。以後全国で唯一,鉄道をもたない県となり,自動車交通の発達が著しいが,交通渋滞など交通問題は深刻化している。…

【那覇[市]】より

…1879年沖縄県が設置されて県庁所在地となり,政治,経済,文化,交通の中心は首里から那覇へ移動した。第2次世界大戦の戦災をうけて市街地は灰燼に帰し,戦前那覇を中心に通じていた沖縄県営鉄道(1914創業,全延長48km)も破壊され,以後,交通は道路のみとなった。戦後,県がアメリカ軍の統治下に置かれたため,旧市街地は立入禁止が続き,市の復興は1945年11月郊外の壺屋地区に陶器や瓦製造を目的とした103名の居住が許可されて以降始まった。…

※「沖縄県営鉄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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