沢手米(読み)さわてまい

精選版 日本国語大辞典 「沢手米」の意味・読み・例文・類語

さわて‐まい さはて‥【沢手米】

〘名〙 江戸時代廻船で米を運送する際に海水雨水などで濡れた米。幕府年貢米回漕では、このような米に対する船頭百姓の弁償規定があり、その程度によって濡米(ぬれまい)・大沢手・中沢手・小沢手に分類し、それぞれ一俵につき弁償量が定められていた。沢手。〔地方凡例録(1794)〕

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デジタル大辞泉 「沢手米」の意味・読み・例文・類語

さわて‐まい〔さはて‐〕【沢手米】

江戸時代、輸送途中で海水や雨水に濡れ損じた年貢米。ぬれごめ。

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