治産（読み）ちさん

精選版 日本国語大辞典

ち‐さん【治産】

〘名〙

① 生活の手段を立てること。家業に励むこと。職業をもってくらすこと。治業。

※米欧回覧実記（1877）〈久米邦武〉四「商旅の往来、物産の貿易は人民治産の自由にて」 〔列子‐周穆王〕

② 自分の財産をみずから管理・処分すること。

※皇室典範（明治二二年）（1889）五三条「皇族蕩産の所行あるときは勅旨を以て治産の禁を宣告し」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ち‐さん【治産】

１ 生計の道をたてること。
２ 自分の財産を管理・処分すること。「禁治産」

出典　小学館

普及版 字通

【治産】ちさん

家業。くらしを立てる。〔韓非子、六反〕今、家人のを治むるや、相ひぶにを以てし、相ひ強(し)ふるに勞を以てす。

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出典　平凡社「普及版 字通」